施工方法によって多少前後はありますが、防水工事の耐用年数は一般的に10~20年で設定されており、施工後10年でメンテナンスを行うのがお勧めです。 メンテナンスを怠ると建物本体に水が回ってしまい、建物内部に雨漏りが発生する、構造躯体が濡れてしまうといった重大な損害を引き起こしてしまいます。ウレタン防水の耐用年数は約8年~10年。 シート防水の場合は約10年~15年。 アスファルト防水は約15年~25年。屋上(陸屋根)がシート防水の方へ、雨漏りの解決策とそれを防ぐメンテナンス シート防水は耐用年数が比較的長く、工期も短いことから経済的であり、多くの陸屋根で採用されています。 耐用年数はゴムシート防水では10~15年程度、塩ビシート防水では10~20年程度です。
防水加工の寿命は?防水工事の種類別の耐用年数
防水工事の工法・材料 | 耐用年数 |
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ウレタン防水 | 10~15年 |
シート防水 | 10~15年 |
FRP防水 | およそ10年 |
アスファルト防水 | 15年~25年 |
防水工事をしないとどうなる?
防水工事をしっかりと行っていないと、隙間から建物内に雨水が入り込んだり、建物が腐ったりすることによって雨漏りなどが発生してしまうことが考えられます。アスファルト防水 アスファルト防水の耐用年数は、一般的に15〜30年と考えられています。 アスファルト防水は、屋根の下地にアスファルトを浸透させた防水用シートを貼り、その上からコンクリートで抑える工法です。
屋上防水 何年おき?
一般的に屋上防水の耐用年数は、10~20年の間に設定されており、だいたい10年ごとに定期的なメンテナンスを行うのがおすすめ。 防水工事は利用する防水加工の種類によって、強度や耐用年数が変化します。
葺き替えの目安時期は素材によって異なり、釉薬瓦(陶器瓦)=50~60年、いぶし瓦=30~60年、素焼き瓦=40~50年程度です。 なお瓦屋根で雨漏りが起きる場合、問題になるのは瓦屋根自体ではなく、内部の防水シートなどであることがほとんどです。
陸屋根の欠点は何ですか?
陸屋根には2つのデメリットがあります。 陸屋根は傾斜がないため雨水がたまりやすく、雨漏りのリスクが高いです。 このため、陸屋根は傾斜のある屋根とは違ってアスファルトや塗装で防水処理をしなくてはいけません。 また、屋根裏がない陸屋根は熱を遮断する機能が低く、室内の温度調節が難しいデメリットがあります。陸屋根は傾斜がほとんどない、フラットな形状の屋根です。 屋根がフラットなので雨水が溜まりやすく、雨漏りの原因になります。 また、陸屋根は傾斜が少ないため、屋根に降った雨がスムーズに排水溝に流れない場合もあります。一戸建て住宅の防水工事にかかる費用は、おおよそ15万〜40万円が相場で、屋根の構造や工法によって大きく費用が変動します。 防水工事は、塗装する箇所や劣化状況によってどの工法を採用するか決まります。 状態や場所が悪いと、メンテナンス費用が高くなる可能性があるので、日頃からご自身での点検をこころがけましょう。
一般戸建の相場としては、最も多いのは2~50万円の価格帯の工事でしょう。 シート防水(ゴム・塩化ビニル)・・・4000~7000円■ウレタン防水・・・5000~7000円■FRP防水・・・5000~7000円■改質アスファルト防水・・・5500~8000円くらいです。
アスファルト防水が劣化する原因は何ですか?露出アスファルト防水の代表的な劣化現象
雨、風、紫外線などの影響により、保護塗料が徐々に減耗し、消失した状態です。 保護塗料はその名の通り防水層を保護するために塗布されています。 そのため、消失した状態のまま放置すると、防水層の劣化が進行していきます。
アスファルト舗装は何年くらい持ちますか?このように舗装の壊れ方にはいろいろあって、それぞれの地域の気象や交通量により多少の差異はありますが、アスファルト舗装はおおよそ10年~15年で修繕しています。
屋上防水をしないとどうなる?
屋上はそのままにしておくと水漏れ・雨漏りなどのトラブルが発生してしまう可能性があります。 水漏れ雨漏りなどが発生すると、建物の内部の劣化につながります。 防水工事をすれば、ひび割れや塗膜の剥がれを抑えられるのです。 防水工事をしないと建物の寿命を縮めてしまいます。
雨漏りは築何年目でも発生する可能性があります。 一般的に屋根のリフォームを考える時期の目安は、早いタイミングだと新築から10年目ぐらいです。 ただし場合によっては、築10年未満の物件でも雨漏りが発生する可能性もあります。屋根塗装をする目安は8年程度です。 新築の場合は屋根材によっては10〜20年程度は塗装の必要がないでしょう。 また、屋根塗装の目安は年数よりも劣化症状で見抜くほうが確実です。 屋根塗装は決して安いものではなく40万円以上の費用が必要です。陸屋根のデメリットとしてよく指摘されるのが雨漏りのトラブルです。 陸屋根は平らなことから三角屋根に比べると水はけが悪く、しっかりと防水処理をしておかないと雨漏りする可能性があります。 「木造住宅は陸屋根にするのが難しい」といわれているのも、雨漏りの危険性が高いからです。