周 囲よりも低い場所にたまった泥水は、長い間その場にとどまり続け て泥を堆積させます。 これが洪水のたびに繰り返されると、 水がたま りやすく乾きにくい土地がつくられます。 この自然堤防の背後にでき る湿り気のある土地を後背湿地といいます。後背湿地(こうはいしっち)
沖積平野はほぼ平坦な地形ですが、微高地の自然堤防の背後には後背湿地と呼ばれる低湿地があります。 洪水時には河川から溢れて自然堤防を越流した河川水が低地に向かって流れ、出口のない後背湿地に泥水として湛水します。こうはい‐しっち【後背湿地】
自然堤防の背後にある低湿地。 洪水時にあふれた水が、自然堤防に妨げられて流路に戻れないために、沼や湿地となる。
自然堤防に砂が多い理由は?平野を流れる河川がはんらんすると水深の浅い河川沿いでは植生の影響も加わって流速が小さくなるために、濁流中の粗粒な土砂(砂質土)が川の流れに沿う方向に堆積します。
後背湿地は水はけが悪いのはなぜですか?
川や海との間に自然堤防や砂丘・砂州などの微高地があり、これらの微高地よりも粒径の細かいシルトや粘土のような堆積物によって覆われているために排水性が悪く、しばしば埋め残された三日月湖などの湖沼が分布する。自然堤防はわずかではあるが周囲に比べて高いため,洪水・はんらん時には水につかることが少なく,水につかっても長期間湛水することがない。 また,堆積物が砂質で周囲に比べて高燥であるため,古くから集落,畑,道路などが立地している。 これに対して,後背湿地は排水が不良なため,日本では主として水田として利用されてきた。
自然堤防は水はけが良いのはなぜですか?
自然堤防は、周辺低地(氾濫原または後背地)と比べるとわずかに高く、そのために地下水位がやや低い。 また構成物も相対的に粗粒な物質からなるので、低地よりは水はけがよい。
川や海との間に自然堤防や砂丘・砂州などの微高地があり、これらの微高地よりも粒径の細かいシルトや粘土のような堆積物によって覆われているために排水性が悪く、しばしば埋め残された三日月湖などの湖沼が分布する。
自然堤防とはどのような地形ですか?
平野を流れる河川が大雨などで流量が増すと、普段より多くの土砂が下流に運搬されます。 しかし河川の水が河道からあふれるほどになると、そこで流速は急激に低下し河道の外側に砂などが堆積します。 氾濫を繰り返すと河道の外側に周囲よりわずかに高い砂地の土地ができます。 これを自然堤防と呼びます。▽「後背湿地」… 泥が堆積してできた土地のため水分を含みやすく、長期間水につかるおそれがある。 ▽「氾濫平野」…過去の洪水で上流からの土砂が堆積してできた平野部で、再び浸水するリスクがある。一方、川から遠くなると、 洪水で運ばれて積もる土 砂は粒の小さな泥だけになります。 このような場所は周りより低い 「後背湿地 (こうはいしっち)」と よばれる地形になり、土が軟らかくドロドロしていて、水はけはよくありません。 昔から人々は、 このような川が作った地形を上手に使ってきました。
水はけが悪い理由として、一番多いのが「土が粘土質」であることです。 粘土質の土は保水力が高く、粒子が非常に細かいため、雨が降っても地面に浸透していきづらいという性質があります。 地面に溜まった水が自然に蒸発するのを待つしかないため、日当たりがよい場所であってもなかなか水が引かないという現象が起こるのです。
後背湿地とは?こうはい‐しっち【後背湿地】
自然堤防の背後にある低湿地。 洪水時にあふれた水が、自然堤防に妨げられて流路に戻れないために、沼や湿地となる。
水はけが悪い土地の対策は?土に水が通る隙間がない土は水はけが悪くなります。 ですので水はけを良くするには土に水が通れる隙間を作ってやることです。 まずは、固くなった土を耕して柔らかくしましょう。 耕した土に土よりも粒子の荒い砂利や腐葉土を混ぜてあげると効果的です。
水はけの悪い土地のデメリットは?
水はけが悪い土地は水たまりやコケが発生しやすく、床下の湿気による土台腐食・シロアリ被害のリスクも高くなります。 土の入れ替えや床下換気などで対策は可能ですが、余計なコストがかかるためできれば避けたい特徴の一つと言えるでしょう。
氾濫を繰り返すと河道の外側に周囲よりわずかに高い砂地の土地ができます。 これを自然堤防と呼びます。 自然堤防が発達すると一度あふれた水が河川にもどりにくくなるため自然堤防の背後には水はけの悪い土地や池ができます。 これを後背湿地と呼びます。水を含ませた庭土をひとつまみとり、指でこねてみてください! 丸く塊になる状態は、水はけの悪い粘土質な土ということがわかります!水はけが良すぎると乾燥しやすく根は水を吸収することができなくなります。 ただし、保水性が高く湿りやすい状態だと根は酸素を吸うことができずに腐ってしまいます。 このような理由からガーデニングでは保水性と排水性の両方を兼ね備えた土作りが大切とされています。