体が必要とする糖質が十分に供給されないことで起こる不調のことです。 身体的な症状としては頭痛やふらつき、動悸、手足のふるえ、異常な発汗(冷や汗)、慢性的な疲労や思考力の低下、湿疹やアレルギー、関節炎、目のかすみ、筋肉痛などが挙げられます。1日砂糖25gが目安
WHO(世界保健機関)は1日の砂糖摂取量の目安を、1日に摂る総エネルギー量の5%未満に抑えるべきというガイドラインを発表しました(2015年3月)。 これは砂糖25グラムに相当し、スティックシュガーで換算すると8本分となります。脳のエネルギー源はブドウ糖であり、一日中ブドウ糖を燃焼しているといわれています。 そのため、糖質の摂取量が不足すると脳へ栄養が十分に行き渡らず、思考力が低下しやすくなるのです。 また、脳の栄養不足によって、夜の睡眠に影響する可能性があります。
砂糖をやめるとどうなる?砂糖を一定期間やめるとニキビなどができにくくなり、肌の調子が良くなります。 また血糖値の上げ下げが激しいとイライラがしがちになったり眠気が増したりする為、砂糖断ちをするとイライラが減り穏やかな顔つきに変わる可能性があります。 砂糖を過剰に摂取すると糖化がおこり、細胞を急激に老化させてしまい髪や肌にも悪影響がおこります。
糖分を取り過ぎない方法はありますか?
体脂肪として蓄えられる前に翌日にしっかり調整することがポイントです。
- 翌日はいつもより主食の量を減らす いつも食べる主食(ごはん・パスタ・パンなど)の量を3/4にしましょう。
- 甘いものは控える
- 糖質の代謝を助ける栄養素をしっかり補う
- いつもよりカラダを動かす
糖質制限の7つのデメリット
- 低血糖症による頭痛や眠気
- 便秘になる可能性
- 下痢や吐き気に見舞われる可能性
- 口臭や体臭がきつくなる
- 筋肉量が落ちやすい
- 逆に太る可能性
- リバウンドする可能性
砂糖を摂り過ぎているサインは?
要注意! 「糖分摂り過ぎ」の6つのサインを栄養士が伝授
- 糖分が"たくさん"欲しくなって仕方がない
- 体重が増えた
- 気分の浮き沈みが激しい
- 肌荒れが気になる
- 虫歯が増えた
- エネルギー不足を感じる
血糖値が下がると、空腹、発汗、ふるえ、疲労、脱力感、思考力の低下といった症状が生じますが、重度の低血糖では、錯乱、けいれん発作、昏睡(こんすい)などの症状がみられます。 低血糖の症状が出ている間に血糖値が低いことを確認し、それに基づいて低血糖の診断が下されます。
糖質抜きのデメリットは?
糖質制限ダイエット7つのデメリット
- 低血糖症による頭痛や眠気
- 便秘になる可能性
- 下痢や吐き気に見舞われる可能性
- 口臭や体臭がきつくなる
- 筋肉量が落ちやすい
- 逆に太る可能性
- リバウンドする可能性
糖質を制限することで糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、循環器病、大腸がん、歯周病などの病気の予防・改善が期待できます。 糖質制限によって、インスリンの分泌が抑えられ糖尿病になりにくくなるのはもちろん、 血糖値の乱高下を防ぐことで血管系の病気の予防にも効果的です。精製された砂糖を避けたいだけなら、それ以外の甘みを加えた加工食品全般(既製品のソース、甘いシリアル、調味料、スープなど)、菓子、炭酸飲料、アルコールもOKだろう。
食事で糖質を過剰摂取して、血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質と結びついて「AGEs」(終末糖化産物)という老化促進物質を作り出してしまいます。 このAGEsは褐色で硬いのが特徴で、肌に影響するとコラーゲンが破壊されてハリや弾力が失われ、皮膚に沈着するとシミや黄ぐすみの原因となります。
糖質オフの危険性は?糖質制限ダイエットをするとタンパク質や脂質の摂取量が増えてしまいがちです。 タンパク質や脂質の量が過剰に増えてしまうと、中性脂肪やコレステロール値の上昇が懸念されますし、2型糖尿病や動脈硬化、心臓病などの発症リスクも上がるといわれています。
糖質が一番多い食べ物は?1位 砂糖類 1番糖質の多い食べものはやはり、砂糖類です。 砂糖(上白糖)は100gあたりの糖質が99.3g(利用可能炭水化物計の値)と非常に糖質量の多い調味料です。
糖分を取りすぎた時、どんな飲み物がよいですか?
緑茶・ウーロン茶・無糖の紅茶、コーヒー 緑茶やウーロン茶、無糖の紅茶やコーヒーには、ほぼ糖質が含まれません。 そのため水以外で常飲するのであれば、これらの飲み物がおすすめです。 ただ一日に必要な水分量のすべてをこれらの飲み物で済ませてしまうのは、避けましょう。
糖質を摂り過ぎた時に起こる症状
血糖値70~60mg/dL | 強い空腹感、不快感、あくび、思考の鈍化 |
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血糖値60~50mg/dL | 頭痛、吐き気、眠気、倦怠感、いらだち、目のちらつき、無気力、会話の停滞、計算ができない |
血糖値50~40mg/dL | 冷や汗、震え、動悸、めまい、呼吸が速くなる、上腹部痛、複視、顔面紅潮(または蒼白) |
甘いものが無性に食べたいときは、エネルギーの元になる三大栄養素、たんぱく質、炭水化物、脂質のいずれかが不足していると考えられます。 また、ストレスを感じていると、抗ストレスホルモンである『セロトニン』を分泌しようとして、糖分が欲しくなることもあるそうです。タンパク質は糖質との同時摂取がオススメ
タンパク質は糖質(砂糖またはぶどう糖)と同時に摂取すると血糖値が上昇するためにインスリンが分泌され、アミノ酸合成が促進されます。 さらに、糖質がエネルギーとして優先的に利用され、アミノ酸の利用を抑制することができます。