日本看護協会の「2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」では、看護師長の平均月収は約41万円と公表されています。 基本給の平均は月額37万949円、役職手当の平均は4万5,439円でした。 また、看護師長を含む看護職の中間管理職の賞与額は、平均124万5,754円です。平均は○万円 と、職場によって差がありますが、平均すると師長は5~7万円、主任は2~3万円程度と言えそうです。 手当が出る分給与は上がります。 上で見たデータをもとに計算すると、主任であれば年収にして30万円前後、師長であれば70万円前後、役職に就かない看護師と比べて差が付くと考えられます。看護主任は現場看護師の上位にあたる管理職です。 看護主任の基本月給の平均は32万7,143円で、平均年齢は50.1歳です。 主任の管理職手当額については記載がありませんが、管理当直額の平均が7,738円のため、手当を含む平均給与は33万円前後といえるでしょう。
看護部長の平均年収はいくらですか?【役職別】管理職は高い平均年収に
看護師の役職 | 平均年収 |
---|---|
看護部長 | 約930万円 |
看護副部長 | 約800万円 |
看護師長 | 約740万円 |
看護副師長 | 約620万円 |
2023/11/27
看護師の退職金はいくらですか?
一般的には、勤続10年で約400〜600万円、20年で1,300〜1,500万円程度が平均的な相場です。 看護師は同じ期間の勤務年数でも、助産師よりも退職金の金額が低くなる傾向があります。 例えば、大規模な病院で勤務し定年まで勤め上げた場合、退職金が2,500万円以上となることもあるそうです。一般企業において中間管理職の課長にあたるポジションが、看護師長です。 看護師長の平均年齢は40歳前後となっています。
看護師の師長になるのは何歳からですか?
管理職に就くためには、 看護師としての実績を積むことが条件 になります。 このような経験が必要となるため、年齢の目安では、看護主任は30歳前後、看護師長は40歳前後、看護部長が50代以上というのが目安になります。
看護師のマネジメント(管理職)の給与の平均
役職 | 基本給与平均(月額) |
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看護師長相当職(平均年齢:54歳) | 370,949円 |
副看護師長(平均年齢:51.3歳) | 350,882円 |
主任(平均年齢:50.1歳) | 327,143円 |
非管理職(平均年齢53歳) | 323,298円 |
看護部長の退職金はいくらですか?
例えば国立病院での比較では、一般職の看護師が定年退職した場合の退職金は約1,800万円ですが、看護部長の場合は約2,400万円です。 看護師長の明確なデータはありませんが、ここから類推すると約2,000~2,200万円程度となるようです。看護師は54位!
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は約492万円で、全職種別の収入ランキングでは145職種中54位という結果でした。 その他、女性のみのランキングや医療系職種に特化したランキングは次の通りです。看護師10年目の退職金の相場は、250万~300万円前後。 年次を重ねて給料も上がるため、5年目よりもぐっともらえる額が増えます。 また、退職金の計算方法によっては「勤続10年」を節目に加算額があったり、支給割合の増え幅が大きくなったりすることもあります。
勤続20年目の看護師の退職金の相場は、450~600万円ほどです。 勤続20年となると、新卒入社の場合でも40歳以上でベテランの域です。 中途入社であれば、定年退職目前の50代の方もいるでしょう。
看護師は何年目からベテランですか?看護師何年目からベテランであるという明確な線引きはありませんが、一般的にベテランとは、その道に熟達した人の事を指しています。 一般企業など社員の年齢構成によっては50歳代以上の社員を指す場合もありますが、看護師の場合は少なくとも10年目以上や40歳代以上をイメージする人が多いようです。
看護師長と看護部長はどちらが偉いですか?看護部長は、看護師長よりも包括的にマネジメント業務を行います。 病院長や経営陣を補佐する立場として、病院運営にも携わります。 そのため、一般的な看護師業務を行うことはほとんどありません。 現場での業務よりもデスクワークが中心となります。
看護師の副主任は何年目ですか?
看護師(8年目・副主任)
主任になれば、基本給に加え主任手当(月1万円〜5万円ほど)がつく病院もありますが、残業代と夜勤手当は出ないので総合的に見ると給料が減る人は多いです。 さらに看護主任になると夜勤の仕事に入る機会が減るため、夜勤で稼いでいた看護師は収入が減ってしまうでしょう。看護師5年目の退職金の相場は、50万円前後と言われています。 少ない場合は3年目と大きく変わらず、30万円前後という職場も。 新卒で入職していれば、5年目でプリセプターやメンターといった役職を担当する人もいるでしょう。まとめ 看護師が稼げる科は、病院だと救急救命科やICU(集中治療室)などがあり、クリニックでは美容クリニックや人工透析クリニックなどが挙げられます。 一般的に専門性が高く、収益の多い診療科は高収入を得やすいといえるでしょう。