浄土真宗の門徒とは何ですか?
真宗では、宗祖親鸞聖人の教えを共に聞く「一門の徒」として信者を名告ることから門徒とよびます。 つまり、浄土真宗の教えを信仰するすべての人は、「門徒」です。 門徒=信者と言うことですね。浄土真宗には喪中という考え方がないため、特別に避けるべきことはありません。 亡くなった人はすでに極楽浄土に往生して仏になっているため、遺族は普通に生活してよいとされています。 結婚式への出席、旅行、正月のお祝いなども問題ありません。浄土真宗では、「檀家」とはよばずに「門信徒」と呼びます。 檀家とは、梵語「ダーナパティ」の音写、意味は「寺僧を供養する施主、寺や僧を援助する庇護者」というう意味です。 そこから、江戸時代の寺檀制度から、一般民衆である個々の檀家が寺院の経済的な支援者となるという意味となりました。

浄土真宗でやってはいけないことは?今回は、浄土真宗でやってはいけないこと9選を紹介していきます。

  • ①線香を立ててはいけない
  • ②般若心経を唱えてはいけない
  • ③神を信仰してはいけない
  • ④喪中のはがきを出してはいけない
  • ⑤日の善悪を選んではいけない
  • ⑥追善供養をしてはいけない
  • ⑦仏檀に他宗の仏像や故人の写真は入れてはいけない
  • ⑧クリスマスを祝ってはいけない

浄土真宗では線香を寝かせるのはなぜですか?

浄土真宗では常香盤を起源としているので線香を1~2本適当な長さに折って火をつけ、香炉に横に寝かせます。 お香を焚くことで、阿弥陀如来さまのお慈悲が分け隔てなく行き渡り、その匂いには大きな「お働き」があることに気づく。 香をくべるたびに、如来さまの願いをお聞かせいただくとともに、如来さまの徳を味わわせていただくのです。浄土真宗のお盆で行わないこと

浄土真宗のお盆には、「故人の追善供養」という意味合いはありません。 そのため、他の宗派では行うことでも浄土真宗で行わないことがあります。

浄土真宗では喪中は禁止されていますか?

忌中や喪中がない宗教・宗派

キリスト教と浄土真宗では忌中や喪中がありません。

また、以下の忌み言葉は、浄土真宗に限らず、他の宗派でも使わない言葉です。

  • 不幸の重なりや続くことを連想させる言葉 「重ね重ね」「重ねて」「次々」「また」「続いて」「続く」「再三(さいさん)」「再四(さいし)」「くれぐれも」「追って」など
  • 不吉な言葉 「消える」「落ちる」「迷う」など
  • 直接的な言葉 「死亡」→「亡くなる」

門徒と信者の違いは何ですか?

もともと「門徒」とは、“同じ宗派”に属している人々のことを指していました。 しかし一般的には、浄土真宗を信仰している人々のことを言います。 他にも“阿弥陀様の救い、お念仏に遭わせていただく人々(浄土真宗信者)”を門徒と呼びます。 そのため浄土真宗を信仰している人々のことは「檀家」とは呼ばず、「門徒」と呼ぶのが特徴です。「死亡」など直接的な表現や、「終わりに」といった不吉な言葉もタブーとされているので気をつけましょう。 浄土真宗ではこれらのワードのほかに、「ご冥福」や「ご霊前」という単語はNGとされています。浄土真宗系ではお線香は立てずに長香炉に寝かせて焚くか、土香炉の大きさに合わせてお線香を折ってから火をつけ、火のついた方を左にして灰のうえに寝かせます。 天台宗や真言宗では、香炉の中で3本のお線香が逆三角形になるように自分側に1本、仏壇側に2本のお線香を立てます。

浄土真宗はお線香を寝かせるのでわら灰じゃないと消えます。

浄土真宗では線香を立てますか?浄土真宗系ではお線香は立てずに長香炉に寝かせて焚くか、土香炉の大きさに合わせてお線香を折ってから火をつけ、火のついた方を左にして灰のうえに寝かせます。 天台宗や真言宗では、香炉の中で3本のお線香が逆三角形になるように自分側に1本、仏壇側に2本のお線香を立てます。 お線香には直接火をつけずにローソクから火をうつします。

浄土真宗のお盆のお供えは仏壇のどこにしますか?浄土真宗では、お盆もほかの法要と同様に、打敷を掛け、お供えは、餅・菓子・果物などをご本尊の手前に左右対にして供えます。 「供笥」という台を用いるとよいでしょう。 供物でご本尊が隠れないよう注意を! お供えとは、阿弥陀さまにお敬いの気持ちを表す意味で行うものです。

浄土真宗ではお盆に墓参りをしますか?

4 日前

浄土真宗では、初盆の際に、ご先祖様や故人の供養のためにお墓参りに行くことはありません。 ただし、初盆やお盆だからお墓参りに行くのではなく、通常のお墓参りとして行きます。 ご先祖様や故人に感謝して、阿弥陀如来の教えに気づくために行くのが浄土真宗のお墓参りです。

また、浄土真宗には、「肉を食べてはいけない」「妻帯してはいけない」といった自らを律する戒めがありません。 ただひたすら、阿弥陀如来を信じることが求められる宗派であり、「信心」という感情自体も阿弥陀如来から授かったものだという考えなのです。もんと‐しゅう【門徒宗】

〘名〙 浄土真宗の俗称。 その信徒を門徒と呼ぶところからいう。 門徒家とも。浄土真宗の教えでは、亡くなった後は極楽浄土に生まれ変わり、幸せに暮らしているので、魂が戻ってくるということがありません。 その為、他の宗派のように盆提灯を飾ったり迎え火を焚いたりなどご先祖様をお迎えする準備は行いません。