水害が起きる原因は何ですか?
水害とは、大雨や台風などの多量の降雨によって引き起こされる災害で す。 日本では、毎年、梅雨期の大雨や台風などにより、平年の一ヶ月の雨量を 超えるような雨が短時間で降ったり、台風により激しい雨をもたらすと河川 の急激な増水により社会生活に大きな影響を及ぼす河川の氾濫や山崩れ などの災害が発生しています。大雨や雪解けによって、川の水の量が増 え、水かさが上がり始めます。 堤防いっぱいまで水が増えると、土でで きた堤防に水の圧力がかかり始めます。 水が増え、水の力に堤防が耐えられなく なると堤防の一部が崩れはじめます。 堤防の崩れた場所をとおって、勢いよく 水が流れ出し、家に襲いかかります。洪水とは、普段よりはるかに多い量の水が流れる現象であり、洪水が起きる一番の原因は、豪雨という自然現象です。 また、川の周辺の土地が田畑から宅地に開発されたりして、地面に雨がしみ込みにくくなり降った雨が短時間で川に集中し、洪水が起こりやすくなります。

水害が起こりやすい場所は?内水氾濫が起こりやすい場所は、雨水が地中に浸透しにくいコンクリートやアスファルトで舗装されている都市部や、周囲よりも標高が低い場所などです。

日本はなぜ水害が多いのか?

我が国は,その急峻な地形ゆえに,河川は著しく急勾配であり,ひとたび大雨に見舞われると急激に河川流量が増加し,洪水などによる災害が起こりやすくなっている。 特に,洪水時の河川水位より低い沖積平野を中心に人口が集中し,高度な土地利用が行われるなどの国土条件の特徴と相まって,河川の氾濫等による被害を受けやすい。洪水対策として最も重要なものは、私たち自身の日頃からの備えなのです。

  1. 天気予報や気象状況に気をつける。
  2. 非常食や持ち出す物などを準備しておく。
  3. 避難場所や避難経路を確認しておく。
  4. 大雨や台風に備えて家のまわりを点検整備しておく。

日本は水害が多いのはなぜですか?

我が国は,その急峻な地形ゆえに,河川は著しく急勾配であり,ひとたび大雨に見舞われると急激に河川流量が増加し,洪水などによる災害が起こりやすくなっている。 特に,洪水時の河川水位より低い沖積平野を中心に人口が集中し,高度な土地利用が行われるなどの国土条件の特徴と相まって,河川の氾濫等による被害を受けやすい。

浸水の起きやすい地形条件とは?

  • ・河川の合流部
  • ・山を突き抜ける河川
  • ・川幅が狭くなるところ
  • ・微高地に囲まれた低地 このうち、新幹線の長期にわたる浸水被害が起こった長野県の千曲川は、「山を突き抜ける河川」にあたるという。
  • 排水を阻害するバリアー さらに、「排水を阻害するバリアー」も存在するという。

なぜ最近水害が増えているのか?

水害や土砂災害のリスクが高まっている背景には、気候変動による大雨や豪雨の発生のほかに、都市化の影響があるとも言われています。 都市化によって排水機能が発達し、都市に降った雨が短時間で一気に河川に流入するようになったことや、潜在的に災害の危険性のある土地が宅地へと開発されてきたことなどが挙げられます。雨が短時間にたくさんふったり、長い時間ふり続いたりすると川の水の量がふえる。 川の水の量 がふえると、川の流れは速くなり、土地をしん食したり、石や土などを運ぱんしたりするはたらき が大きくなる。 運ぱんされた石や土などは、流れのおそいところにたい積する。その結果、今回の大雨で水害発生の可能性が高い地域が多かったのは、高知県(82%)、京都府(81%)、広島県(80%)、岡山県(75%)、兵庫県(74%)、愛媛県(62%)、大阪府(62%)でした。 つまり、水害リスクの高いエリアのうち、最大で約80%の広域で、水害が発生した可能性が高いと言えます。

浸水地域 人口増加1位は

NHKが全国の自治体から集めた浸水想定区域のデータと、国勢調査のデータを使って分析したところ、最も人口が増えていたのは埼玉県で、次いで、茨城県、岡山県でした。 いずれも2万人前後増えていました。

日本で水害が少ない県はどこですか?伏木富山港がある富山県は全国的にみて自然災害が少ない県です。 地震については、過去30年間(1991~2020)の震災回数が全国最少であり、また、台風については、過去10年間(2009~2018)の水害被害累積額がもっとも低い都道府県のひとつになっています。

日本で1番大きい水害はいつですか?1時間雨量187㎜。 1982年(昭和57年)7月23日に長崎県の長与町で観測した雨量です。 今も破られていない日本の観測史上1位の記録です。

水害にどう対処したらいいですか?

これらの情報に注意して、状況が安全なうちに早めに避難するようにしましょう。

  1. (1)気象情報や河川情報などに注意する
  2. (2)自治体から避難指示等が発令されたら早めに避難
  3. (3)避難行動は浸水前に
  4. (4)避難時は隣近所に声をかけて集団で行動を
  5. (5)車での避難は危険
  6. (6)橋や川の近くは危険


水害に備えて 日頃の準備・心がけ

  • ハザードマップを確認をする
  • 情報入手手段を確認をする
  • 避難行動のタイミングを考える
  • 家庭での浸水対策をする
  • 持出用品・備蓄品を準備する

我が国は,その急峻な地形ゆえに,河川は著しく急勾配であり,ひとたび大雨に見舞われると急激に河川流量が増加し,洪水などによる災害が起こりやすくなっている。 特に,洪水時の河川水位より低い沖積平野を中心に人口が集中し,高度な土地利用が行われるなどの国土条件の特徴と相まって,河川の氾濫等による被害を受けやすい。水深が腰まであるよ うなら高い所へ避難する。 ・万が一逃げ遅れた場合は 近くの高い建物へ避難する。 ・ラジオをつけて被害の状況や 今後の気象情報を収集する。 ・地域の救援活動に 参加する。