幼穂とは何ですか?
幼穂とは、地上部の生長点に穂の原基が でき、それが茎の中(何枚もの葉鞘に包まれた空間)を成長して、最後の葉である止葉に続いて出現するまで の穂の形成過程全ての段階を一括して称します。○ 幼穂が入った「サイン」を見逃さない ! 幼穂形成期に入ると、①葉色がさめる②幅広の長い葉が出る ③茎の付け根が丸みを帯びる、など外観が変化します。 最も確実なのは、肉眼での観察です。 主茎を4~5本取って 縦割りにし、幼穂の長さを測定しましょう。6. 出穂(しゅっすい)と開花(かいか)

8月上旬(じょうじゅん)から下旬頃(げじゅんごろ)に茎(くき)の中から、さやを割(わ)ってうす緑色の穂(ほ)が出てきます。 このことを出穂(しゅっすい)といいます。 そして、この穂(ほ)にお米の花が咲きます。

幼穂発育期とはいつですか?イネやムギの幼穂の分化・発達過程のなかで、穎花分化期(イネの場合は出穂22〜24日前頃)が一般にいわれている幼穂形成期のことである。 この時期には、幼穂が長さ1〜2mmになる。 幼穂の発育段階は、地際から株を抜き取り、主稈の下位節の葉鞘を剥ぎ、ルーペ等で観察して判定する。

中干しは何のためにするのですか?

中干しの目的と効果 1. 根が強く張るように土中に酸素を補給して根腐れを防ぎ、根の活力を高めます。 2. 土中の有害ガス(硫化水素、メタンガスなど)を抜くことができます。(2)中干しは田植え1か月後が目安ですが、茎数が目標穂数の 70 から 80% 程度を確保したら中干しを実施し、良質茎を確保しましょう。 ●中干しが遅れると分げつが多くなり、籾 数過剰の要因となり、品質低下につながり ます。 中干し・溝切りは遅れないようにしま しょう。

穂肥の時期はどうやって判断するのですか?

「穂肥時期の考え方」

●葉色が淡く茎数が少ない場合は、穂肥時期を早めます。 ●逆に、葉色が濃く生育が過剰な場合は、穂肥時期を遅らせたり、施肥量を減らします。 ●穂肥を早めれば、籾数が増えますが、倒伏しやすくなります。

幼穂形成期の把握方法 … 幼穂長が0.1cmの頃が幼穂形成期です。 (出穂23日前頃) 幼穂形成期や発育ステージの把握は、ほ場による生育差が大きいので、出穂予想を 参考にしつつ、必ず幼穂長を確認し、適期に穂肥を施用してください。

出穂の条件は?

【種まきから115~120日目頃】 田植えをしてから、早稲(わせ)では約50日、晩稲(おくて)では約80日後に穂が出ます。 これが出穂(しゅっすい)です。防除の適期は、穂揃い期と、その7~10日後の2回です。 ●発生が少ない時は、乳熟期から糊熟期にかけての1回散布、発生が多い時には、3回目の防除が必要です。幼児期とは、離乳がほぼ終了する 1 歳前後から就学前までの 5~6 歳頃の時期を指す。 また、人格の基盤を形成する大切な時期でもあり、保護者や養育者(教員・保育士等、 祖父母等関係する全ての大人)の果たす役割はとても大きいといえる。

子どもの発育期を区分すると、新生児期(出生後の4週間)、 乳児期(出生より1年)、幼児期(小学校入学まで)、学童期(児童期:小学校在学期間)、思春期(中 学から青年になるまで、あるいは身長の伸びが止まるまで)に分けられます。

田んぼを中干ししないとどうなる?土に大きなヒビが入ると根が切れたり、土の保水性が悪くなったり、この後の登熟(とうじゅく)期で水不足の原因となります。 また、ひどい場合は稲が陸稲化(畑で栽培される稲のこと)し、登熟を完了する前に根の寿命が尽きて、収穫量が減ります。 これを「秋落ち」と言います。 中干しを完了して、田んぼに再び水が入りました。

中干しをやらないとどうなる?中干しは米の品質や収量を左右する最も重要な管理作業です。 中干しの開始が遅れたり、実施をしないと、未熟粒の原因となる無効分げつ(穂にならない)を増加させる原因にもなります。 また、登熟期間の養水分の吸収に必要な根の発達も不十分となり、結果的に未熟粒やくず米の発生を助長し、品質・収量の低下を招きます。

穂肥はいつ散布しますか?

【種まきから95日目頃】 穂肥(ほごえ)は、穂の籾(もみ)を充実させることを目的とした肥料で、出穂(しゅっすい)直前に散布します。 散布のタイミングが早すぎると、肥料が稲の茎や葉に効いて、徒長することになります。

・穂肥の基準施用量は1回目、2回目ともに窒素成分で2kg/10a。 ・1 回目は出穂18日前(幼穂1cm)、2 回目は中山間で出穂11日 前、湖辺平坦で出穂4日前に施用しましょう。 ・有機質肥料の場合は、肥効が出るまでに時間が かかるので3日程度早めに施用しましょう。穂ばらみ期~穂揃い期には、水田内の水を絶やさないようにしましょう。 その後は間断かん水をし、根に水分と空気をバランスよく供給します。 具体的には、2~3㎝の深さでたん水し、水がひいてきたら再度入水します。 根の活力を増加させるためにも、間断たん水を徹底しましょう。出穂期の前後は、水稲の生育で最も水を必要とする時期です。 水が不足すると、幼穂の生育や稔実が悪くなるので、水を切らさないように深水管理とします。 また、出穂期以降は間断かん水の管理としますが、この時期は台風などに伴うフェーン現象が発生しやすくなり、乾燥による不稔が生じることがあります。