紀州漆器は、会津漆器(福島県)、越前漆器(福井県)、山中漆器(石川県)とともに、わが国の四大漆器産地のひとつに数えられ、和歌山県海南市の北西部「黒江地区」を中心に生産されています。伝統的工芸品に指定されている漆器の産地
- 津軽塗(青森県)
- 秀衡塗、浄法寺地塗(岩手県)
- 鳴子塗(宮城県)
- 川連漆器(秋田県)
- 会津塗(福島県)
- 鎌倉彫、小田原漆器(神奈川県)
- 村上木彫堆朱(新潟県)
- 新潟漆器(新潟県)
加飾の代表的なものに、金粉を撒く蒔絵(まきえ)、貝殻の真珠層を埋め込む螺鈿(らでん)などがあります。 伝統的な漆器の産地は、石川県の輪島漆器、山中漆器、福島県の会津漆器、福井県の越前漆器などが有名です。
浄法寺塗はどの県の伝統工芸品ですか?浄法寺塗は中世に岩手県北部を支配していた豪族「浄法寺氏」の名前に由来しており、地名にもなりました。 土地の伝承によれば、神亀5年(728年)行基がこの地に天台寺を建立した時中央から僧侶が派遣され、自家用の什器を作るために漆工技術も伝えられました。
漆器の三大産地はどこですか?
紀州漆器の歴史 紀州漆器は、和歌山県海南市の北西部「黒江地区」を中心に生産されています。 会津塗(福島県)山中塗・輪島塗(石川県)などと共に日本三大漆器と称されています。一般的な漆器の色としては、黒、朱のほかに「溜(ため)」という色があります。 黒や朱といった色漆そのものの色ではなく、色漆をつくる際にベースとなる褐色味の強い透明な漆(主に朱合漆)を厚めに塗り仕上げることによって表現する色です。
山中塗はどこで作られているのですか?
山中塗とは、石川県加賀市の山中温泉地区で作られる漆器で、山中漆器とも呼ばれます。 県内の漆器の3大産地として「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」に並ぶ「木地の山中」。 山中には古くから木地師(きじし)*が多く、挽物(ひきもの)木地*では全国一の生産量を誇ります。
紀州漆器は、和歌山県海南市の北西部「黒江地区」を中心に生産されています。 会津塗(福島県)山中塗・輪島塗(石川県)などと共に日本三大漆器と称されています。 紀州漆器の歴史としては、室町時代、近江系木地師によって渋地椀が作られたのが始まりだといわれています。
漆の産地ランキングは?
1位の福井県、3位の石川県と合わせ全国の9割近いシェアである。 福島県の漆器と言えば会津塗。 縁起の良い意匠や多彩な加飾の美しさが特徴で、松竹梅、破魔矢の組合せは会津絵と呼ばれている。産地別内訳としては輪島塗(石川県)の70億円を筆頭に山中漆器(石川県)、京漆器(京都府)、会津塗(福島県)、 香川漆器(香川県)、越前漆器(福井県)と続きます(平成17年度)。漆器の産地はどこにあるの? うるしの国・日本
青森県 | 津軽漆器 |
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神奈川県 | 芝山漆器、鎌倉彫、小田原漆器 |
静岡県 | 静岡漆器 |
長野県 | 木曽漆器 |
岐阜県 | 飛騨漆器 |
ウルシオール自体に毒性はありませんが人体とは合わず、直接接触することでアレルギー反応を起こしてしまい、結果として痒みと炎症を引き起こしてしまいます。 医学的には「漆性皮膚炎」ともいわれ、大体4日~2週間ほど痒みが続いてしまう他、症状が重くなると全身に症状が広がる厄介なアレルギー症状です。
漆はなぜ赤いのですか?お正月にはお雑煮椀としても食卓に華を添える「漆の赤」は、実は黒から始まります。 素黒目漆(すぐろめうるし)といって、ウルシの木を傷つけて得た樹液(生漆・きうるし)をかく拌させ、温度を与えて水分を蒸発させることで得られる素黒目漆は、黒に近いあめ色。
山中は何県?松尾芭蕉に日本三名湯と讃えられた石川県の山中温泉。
塗り物の産地はどこですか?
次に、四大産地(会津、山中、越前、紀州)の漆器についてご紹介します。
- 会津漆器(会津塗)(福島県)
- 山中漆器(石川県)
- 越前漆器(福井県)
- 紀州漆器(和歌山県)
岩手県は漆の出荷量が日本一(令和3年)です。
- 第1位 岩手県:全国シェア82.1%(1,672.0kg)
- 第2位 茨城県:全国シェア13.4%(273.0kg)
- 第3位 福島県:全国シェア1.8%(36.7kg)
岩手県は漆の出荷量が日本一(令和3年)です。 現在、県内出荷の中心を担うのが、県北に位置する二戸(にのへ)市の浄法寺漆(じょうぼうじうるし)です。 奈良時代、浄法寺にある天台寺に遣わされた僧侶たちが、日用の器などを作るために漆工技術を持ち込んだことからその歴史が始まったと伝えられます。紀州漆器は、会津塗(福島)、山中塗・輪島塗(石川)と共に日本三大漆器と称されています。 紀州漆器の歴史は室町時代、近代系木地師によって渋地椀が作られたのが始まりと言われています。