犬の場合 犬の場合は、迷子札やキャリーバッグ、首輪などが必要になります。 自治体や避難所によっては、予防注射の接種済み票が必要になることも。 これらの持ち物がないとペットを安全に避難させられない可能性もあるため、すぐに用意できるよう、手に届く範囲に準備してくださいね。東日本大震災では、ペットと一緒に避難することが周知されておらず、ペットを家に置いたまま避難する人が多かった。 その結果、飼い主と離れ離れになり、多くのペットが放浪することになった。 10年たった今でも、飼い主の元に戻れないペットがいる。お留守番中に災害が起きても、ペットを守れるように飼育環境を見直すことが大切です。
- ケージなどの固定をしておく
- 家具が倒れないように固定する
- 屋外飼育の場合はブロック塀やガラス窓の近くから離す
- 十分な水を用意しておく
- ペットが過ごしやすい室温を長時間保てるようにする
大型犬を避難させるには?災害はある日突然起こります。 その時、犬と一緒にどう避難し、避難所などでどう暮らすのかイメージしてみましょう。 小型犬はクレートやキャリーバッグに入れて、 中大型犬はリードにつないですみや かに避難します。 飼い主が外出中に発災した場合は、 飼い主に代わって知人や近所 の方が犬を保護してくれるかもしれません。
地震の時、犬を落ち着かせるには?
地震発生時には、犬を落ち着かせることが重要です。 揺れが激しい場合は犬を抱きかかえ、静かに待ちます。 揺れが軽い場合は、リードを使って安全な場所へ誘導しましょう。災害が起こってもペットがいるから、避難できないと思っている方。 原則、避難する時はペットと一緒です。 災害時の行動として、環境省は「飼い主はペットと一緒に避難する」同行避難を推奨しています。 ただし、この同行避難は飼い主がペットと同室で過ごすことを指すものではありません。
東日本大震災でトイレはどうした?
東日本大震災でも多くの避難所に仮設トイレが設置されたが、避難所に行き渡るのに4日以上かかった自治体が全体の66%を占め、最も長かった自治体では65日を要した。 仮設トイレが来るまでの間、地面に穴を掘ってトイレ代わりに使う例もあったという。
同行避難をするときには、犬はリードをつけ、首輪が緩んでいないか確認しましょう。 小型犬はリードをつけたうえでキャリーバッグやケージに入れてもよいです。 猫はキャリーバッグやケージに入れ、扉をしっかり閉めましょう。 また、いつものお散歩などで、自宅から避難所までの避難経路を実際に歩いておきましょう。
地震の時、犬が落ち着かない時はどうしたらいいですか?
震えていたり、落ち着かなかったら「抱っこ」してあげましょう。 心臓の音を聞かせると安心するとも言われています。 抱き上げようとして呼んでも来ない時にはこちらから寄って行き「抱っこ」と声をかけてから抱き上げてやるのが良いと思います。 また、地震速報が入ったらすぐに抱っこして、安心させてあげることも大切です。環境省が発行するペットの防災対策ガイドブックでは、避難の際に犬にはリードをつけ、道にガラスなどの危険なものがないか確認しながら歩くこと。 小型犬や猫はキャリーバッグに入れ、ドアが開かないようガムテープなどで固定することや、安心させるために毛布などでくるんで暗くすることなどを推奨しています。攅竹(さんちく) 目の上の出っ張りの内側、人間のまゆ毛の目頭側の部分にあるツボです。 このツボを刺激することで、ストレス解消とリラックスを促し、落ち着きを失っている犬を落ち着かせることができると言われています。 親指と人差し指をツボにあて円を描くように軽く指圧してみましょう。
基本的対処法
- 怖がるような状況は避ける
- 恐怖行動を示したときは無視する
- 恐怖行動を示しているときに、撫でたり、話しかけたり、見つめたりしない
- 犬が正常な行動を示すよう基本的服従訓練を行う
- いつもなら怖がる場面で怖がらなかったらきちんと褒めてあげる
避難所にペットを連れて行ってもいいですか?ペット用として、ペットフードや水、食器、常備薬、ケージ、リード、トイレ用品などをお持ちください。 同行避難の対象となる動物、避難所で飼育できる動物は原則としてペット(愛がん動物又はコンパニオンアニマル)として飼育されている犬や猫、げっ歯類、鳥類など比較的小型動物です。
犬を避難させるとき必要なものは何ですか?主な避難用品
- 薬、療法食
- フード、水(5日分以上)
- 予備の首輪、リード(伸びないもの)
- 食器
- ガムテープ(ケージの補修などに使用)など
災害時 うんこ どうする?
携帯トイレがない場合の応急対応として、ポリ袋の中にオムツやペットシートなどを入れて代用することもできます。 水分を吸収させるものがなく、ウンチを新聞紙に包んで捨てることで急場をしのいだ避難所もありましたが、衛生面に配慮するためには、携帯トイレを十分に備えておくことが必要です。
「大地震が起きたすぐあとに水洗トイレで用を足し、水を流すことはやめてください。 排水管が曲がったり、割れたりしている可能性があるからです。 そのことに気がつかず、たとえば集合住宅でみんながトイレを使い続けると地面の下の損傷個所から徐々に詰まりはじめ、1階のトイレからあふれ出すなどということも起こりうるのです。(解説)大津波を起こす巨大地震の揺れの周期は長く、遠くまで揺れが伝わります。 ⇒ 津波警報はもちろん、津波注意報を見聞きしたらすぐに海岸から離れる。 ⇒ 標高の低い川に沿って避難するのではなく、川から離れた標高の高い場所へ避難 する。海岸や河川から離れ、津波避難ビル等丈夫 な建物の3階以上に避難してください。 難してください。 ※河川の氾濫等、避難所に避難するより近くの 3 階以上の 建物に避難することの方が安全な場合があります。 普段から 身を守る行動について確認しておきましょう。