檀家とは? 檀家とは、特定のお寺に所属し、葬祭や供養などを専属で営んでもらう代わりにそのお寺を経済的に支援する家のことを指します。 浄土宗では信徒、浄土真宗では門徒と呼ばれます。 個人ではなく家単位で所属するため、本人は知らなくても親御さんに聞いてみたらどこかのお寺の檀家だった、ということもあります。浄土真宗では「檀家」という言葉を用いません。 浄土寺には檀家という枠組みがございません。寺院の権限はとても強く、檀家がお寺にお布施を払い、経済的支援をすることはもちろん、参拝を欠かさないことや法要を行うことなどを檀家の義務と説きました。 今日の彼岸の墓参りやお盆の法事は、檀家制度によって確立したといえます。
浄土真宗の檀家と門徒の違いは何ですか?檀家と信徒・門徒の違い
門徒も、もともとは同じように寺院に所属する個人を指す言葉でした、しかし近年では一般的に浄土真宗に所属している場合に使われます。 浄土真宗では檀家という言葉は使わず、他の宗派で檀家に相当する物を門徒と呼びます。
浄土真宗には何宗派ありますか?
親鸞聖人を宗祖と仰ぐ真宗教団は、血縁関係、師弟関係からなる系譜によって受け継がれ、様々な歴史的背景から、現在では主に十派に分流しています。 真宗教団連合は、宗派の垣根を超えて統一した行動をとるべく、これら十派が加盟して結成されています。浄土真宗の真宗十派 浄土真宗の10の宗派が「真宗十派」です。 真宗十派は、「浄土真宗本願寺派」「真宗大谷派」「真宗高田派」「真宗仏光寺派」「真宗興正派」「真宗木辺派」「真宗山元派」「真宗出雲路派」「真宗三門徒派」「真宗誠照寺派」となっています。 この中で勢力が最も大きいのが「浄土真宗本願寺派」「真宗大谷派」の2つです。
浄土真宗本願寺派の人は死んだらどうなるのか?
浄土真宗では、故人は阿弥陀仏の本願力によって救われ、お浄土に往生して仏さまに成るのです。 我々が亡き人に対し上からの立場で冥福を弔い、かつ祈る必要はありません。 また、故人の死を通して、阿弥陀仏の教えに会う仏縁に感謝するのが法会(仏の教えに会う)、つまり法事であります。
西本願寺と東本願寺の違いは? 浄土真宗本願寺派(西)も、真宗大谷派(東)も、同じ浄土真宗の教えに則っていますが、親鸞聖人の命日に行われる法要を行う日や、阿弥陀堂と御影堂の位置など、細かな部分に違いがあり、お経の詠み方や数珠のかけ方、仏壇などにも違いがあります。
檀家に入らないとどうなる?
一方、檀家にならなかった場合はお寺への入檀料や志納金は不要ですし、菩提寺の宗教的な決まり等に従う必要もありません。 しかし霊園の場合、場所によっては生前購入が出来なかったり、お寺の墓地に比べて交通の便があまり良くない所にあることもあります。納骨堂は檀家にならないといけませんか? 宗旨宗派不問の納骨堂であれば、檀家になる必要はありません。 お寺にある納骨堂は、利用条件として檀家になる場合が多いので、自分の宗派と同じお寺をおすすめします。浄土真宗では 仏さまに向かって 祈るということはしません。 もっと言えば 基本的には 「 祈る 」 という言葉も使いません。 「 お祈りします 」 ではなく 「 念じます 」 とい言葉に 置き換えます。 浄土真宗の教えに 合わないからです。
浄土宗と浄土真宗の違いの1つに、「自力念仏」と「他力念仏」があります。 浄土宗では、「南無阿弥陀仏」と唱えれば誰でも、死後浄土で仏になることができると説く「自力念仏」を大切にしています。 一方で浄土真宗では、「南無阿弥陀仏」と唱えれば、必ず極楽浄土に行くことが約束されます。
浄土真宗では線香は立てますか?浄土真宗系ではお線香は立てずに長香炉に寝かせて焚くか、土香炉の大きさに合わせてお線香を折ってから火をつけ、火のついた方を左にして灰のうえに寝かせます。 天台宗や真言宗では、香炉の中で3本のお線香が逆三角形になるように自分側に1本、仏壇側に2本のお線香を立てます。
浄土真宗で使ってはいけない言葉は?また、以下の忌み言葉は、浄土真宗に限らず、他の宗派でも使わない言葉です。
- 不幸の重なりや続くことを連想させる言葉 「重ね重ね」「重ねて」「次々」「また」「続いて」「続く」「再三(さいさん)」「再四(さいし)」「くれぐれも」「追って」など
- 不吉な言葉 「消える」「落ちる」「迷う」など
- 直接的な言葉 「死亡」→「亡くなる」
浄土真宗の宗派はいくつありますか?
浄土真宗の真宗十派 浄土真宗の10の宗派が「真宗十派」です。 真宗十派は、「浄土真宗本願寺派」「真宗大谷派」「真宗高田派」「真宗仏光寺派」「真宗興正派」「真宗木辺派」「真宗山元派」「真宗出雲路派」「真宗三門徒派」「真宗誠照寺派」となっています。 この中で勢力が最も大きいのが「浄土真宗本願寺派」「真宗大谷派」の2つです。
浄土真宗には喪中という考え方がないため、特別に避けるべきことはありません。 亡くなった人はすでに極楽浄土に往生して仏になっているため、遺族は普通に生活してよいとされています。 結婚式への出席、旅行、正月のお祝いなども問題ありません。「浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅう ほんがんじは)」とは、鎌倉中期に浄土真宗を開いた僧侶・親鸞(しんらん)を宗祖とする仏教宗派です。 総本山は京都市下京区の堀川七条に所在する「龍谷山(りゅうこくざん)本願寺」で、烏丸七条の東本願寺(真宗大谷派)に対して「西本願寺」とも呼ばれます。江戸時代前半は非常に仲が悪かったが、後半になるとお互いに歩み寄った。 現在は、両者の中は良好で東本願寺と西本願寺を含む真宗教団連合という組織で交流をしている。