現在一般的に流通しているレコードは、ビニール盤(ヴァイナル盤)と呼ばれる塩化ビニール素材を使ったモノです。Ⅰ.
LPレコードの素材は、塩化ビニルを主体とする合成樹脂で構成されています。 これはシェラックでできたSP盤を除くほとんどのレコード盤に共通しており、これらが『Vinyl(ヴァイナル)』と総称されるのもこれに由来します。レコードが黒いのは主たる材質である塩化ビニルに「カーボンブラック」を混ぜているからです。 「カーボン」とは「炭素」のこと。
レコードは何で音が出るの?(CDやデジタル音源も同じ)レコード盤にはその振動を記録した、音溝と呼ばれる溝が掘られています。 この溝にレコード針が触れると溝の形状に合わせてレコード針が小さく動きます(振動します)。 この小さな振動をカートリッジで電気信号に変換、アンプで増幅することで音を再生することができます。
レコードは燃えるゴミですか?
レコードは、自治体のごみに出すことができます。 基本的には不燃ごみに出す地域が多いですが、場所によっては可燃ごみ扱いの場合もあるため要注意です。 また、レコード自体が不燃ごみでも、帯やジャケットのカバーは可燃ごみとして出す場合もあります。寿命の目安は約400時間。
昔のレコードの素材は何ですか?
1950年代以降は塩化ビニールが主な材料となったため、シェラック、バイナル(ヴァイナル、ビニールの英語的発音)と材料で呼ぶこともあるが、ボイジャーに搭載されたレコード(銅製)のように、ビニール製以外のレコードも存在する。 音を記録した円盤であるため日本では「音盤」と呼ばれることもある。
レコードがカビる原因として、指紋のほかに結露があります。 そのため、湿度の高い場所での保管は避けましょう。 たとえば窓の近くや押入れの奥などは、湿気が多く結露が発生しやすい場所です。 また、高温もレコードにとっては大敵です。
レコードは何で拭く?
レコードを拭くのなら丸く拭きましょう
レコードには音溝があります。 溝は円を描くように盤の表面に刻まれています。 布やクロス、もしくはティッシュなどで拭く際に、丸く“溝に沿って”やさしく拭くようにするのがポイントです。 拭きたい汚れが一か所であるときも溝に沿うように撫でて拭くように心がけるようにしてください。レコードの素材は塩化ビニールで、これはとても静電気を帯びやすい材質です。 静電気はホコリを吸い寄せてこびりつかせる原因になりますし、あまり大きく帯電すると時にカートリッジのカンチレバーへ “落雷” し、とて大きなパチッというノイズを発することがあります。アナログレコードの音質が良いといわれる理由は、アナログで収録することでCDには含まれない高い周波数の音を記録しているためです。 人間が聴き取れる範囲の音(可聴域)は、20Hz〜20KHzといわれています。 CDは人の可聴域に合わせてサンプリング処理がされているため、20KHz以上の高周波数領域の音はカットされています。
レコードプレーヤーの大きさによっては不燃ごみとして処分できますが、大きいものは粗大ごみとして処分することになります。 大きさの基準は自治体によって変わるため、お住まいの地域の基準を事前に確認してください。 粗大ごみは処分費用が発生する場合があり、目安としては300円~700円ほどです。
LPレコードはどのゴミになりますか?一般的に売られているポリ塩化ビニール製のレコード(LPレコード)は、可燃ゴミとして処分できるところが多いです。 紙製のジャケットは古紙として資源ごみになる自治体もあるので、確認は必要です。
レコード針を置きっぱなしにしておくとどうなる?寿命の長さは針の種類によって異なり、約150~500時間です。 レコード針を交換せずに放置していると、レコード盤そのものに傷がつく可能性が高まるため注意しなければなりません。
レコードが劣化する理由は?
大切に保管したレコードはいつまでも価値がある
レコードは、レコードに傷やほこり、手垢などが付着すると寿命が短くなる原因になります。 また、高温多湿や直射日光にも弱いため、保管場所には注意しましょう。 さらに、レコード盤に傷をつけてレコード盤が劣化する原因につながるため、レコード針の寿命にも注意してください。
大きな傷や割れ、歪みがなく、さらに溝がしっかり残っていれば何十年も聴くことができるといわれています。レコードは表面や溝にはホコリが溜まりやすく、クリーニングをしないままレコーダーでかけるとバチバチとノイズが入ったり、音飛びがしやすくなったりします。 また、レコードの表面についた指紋を放置するとカビや汚れが発生し、音質が劣化します。 どんなに良いターンテーブルを使ってもきれいな音で聴くことはできません。ひとつの方法として、最もありふれた安い中性の食器用洗剤が洗浄に適しています。 食器を洗うよりも濃い比率で中性洗剤を水で薄め、ガーゼかレコードクリーナーにたっぷりと溶液をふくませて、レコードの針がトレースするのと同じ方向(右回り)に回しながら、力を込めて洗います。