空気がもつ性質 2階の温度は1階の温度より2度から3度高いといわれていますが、その原因は空気のもつ性質にあります。 あたたかい空気は上にいき、冷たい空気は下へ溜まるという性質をもっているため、2階のほうが暑いといわれるのです。最上階は天井部分に直射日光が当たるために、もっとも暑くなります。 最上階以外、天井部分からの熱量は同じなので、その点ではどの階も同じような暑さになります。 一般的にマンションは最上階が一番暑く、その下の階は上にいくほど涼しくなるといわれますが、上の階になれば風通しがよくなるため、最上階以外はかえって涼しく感じることも。3階建て住宅では建物内で温度差が発生してしまいます。 一般的に暖気は上へ、冷気は下へ移動しやすい性質があるため、1階と3階では温度差が激しくなります。 夏には3階が暑く、冬には1階が寒いといった状況になるため、冷暖房は欠かせません。
マンションの上層階はなぜ暖かいのですか?マンションの最上階が暑い理由は、日当たりがよくて冷房が効きにくいためです。 室内に入ってくる熱の70%以上が窓からによるものとされています。 最上階だと窓に直射日光が降り注いで、その熱が部屋に入り込みやすくなっているのです。 また、熱をためこみやすいコンクリートに囲まれているのも暑くなる原因となっています。
夏は3階が暑いのは本当ですか?
夏の三階建て住宅が暑いのは本当です。 温かい空気は冷たい空気と比べて軽く、住宅の構造上、三階へ熱が溜まってしまいます。 また、ベランダからの照り返しもあるため上階が暑くなりやすいのです。 吹き抜けの構造だったり、鉄筋性住宅だったりするとより熱が三階に上がりやすいといえます。暖かい空気の方が冷たい空気より軽い性質があるため、暖かい空気は上昇していきます。 そのため上がった空気は天井などに溜まり、一階部分より二階などの上階の方が暑くなります。
マンションは何階が潰れやすい?
地震で潰れやすいのは1階ですが、災害リスクが高いのは高層階です。 主に2次的な被害が発生する可能性が高まります。 例えば、地震の揺れは高層階の方が高く感じます。 大きくて長い揺れが続くので、家具が倒れたり、ものが落ちたりするかもしれません。
ゴキブリは、基本的に滑空するように飛ぶ生きもので、そこまで高くは飛べません。 マンションであれば、通常4~5階以上の高さまで直接飛んで上がってくる、ということは考えにくいでしょう。 しかし、低層階であれば、窓の隙間やベランダの隙間などを目ざとく見つけて侵入してくることは十分にありえます。
マンションの1階は寒いのはなぜですか?
空気の性質として、暖かい空気は室内の上部に行き、冷たい空気は下に溜まりがち。 高層階よりも1階の方が寒いのはある程度当然だと言えるでしょう。 また地面に近いので、冬は冷気が床を通して伝わってきたり、地面の湿気を取り込みやすく、結露やカビが発生しやすいイメージがあります。一方で、2階建て以上の住宅が多い一戸建てでは、複数の部屋・扉・階段があり、空気の流れが遮られ暖房効率が低いです。 暖かい空気は上に、冷たい空気は下へ溜まる傾向があります。 そのため、2階のリビングで暖房をつけても、暖かい空気は3階に上がってしまい、なかなかリビングが暖まらない事態が発生してしまうのです。デメリット:南側と北側の温度差が大きい
特に冬場は太陽の角度が低く(南中時で地上から30度)、南側のリビングはかなり奥まで日が差し込みます。天気のいい日は窓際にいると暖房要らずですが、逆に日の当たらない北側は冷えてますので、南側のリビングは暖かく、北側の寝室は寒いという温度差が大きくなりがちです。
外気と接する面積が小さい
戸建ては基本的に家の外側全面が外気に接していますが、マンションは隣や上下階に別の部屋が密接している場合が多く、外気に触れている面が少ないため気温の影響を受けにくくなっています。 冬は周りの部屋も暖房をかけて暖かい状態にしているため、それに取り囲まれることで部屋が寒くなりにくいのです。
3階の部屋はなぜ暑いのでしょうか?2階や3階の部屋であれば、1階のあたたかい空気が上がって流れ込んだり、直射日光を受けて温められた屋根や天井からの熱が放出されることで暑く感じます。 いったん家の中に入った熱はなかなか外に逃げていかないため、特に夏場は家の中に熱が入り込まないようにすることが重要です。
戸建ての3階の暑さ対策は?3階の暑さを軽減させるのにまず大事なのは、大きな割合を占める窓からの熱をシャットアウトすること。 窓ガラスを耐熱性が高いものにするほか、すだれやグリーンカーテンを使うのもおすすめです。 また、部屋全体を断熱加工するのも効果的。 外の熱が伝わりにくくなりますよ。
1階と2階の温度差をなくすには?
1階と2階の温度差を解消する方法は? 1階と2階の温度差を解消する一般的な方法は、サーキュレーターや扇風機、シーリングファンなどを使って、空気を循環させることです。 とはいえ、夏のピーク時に空気の循環だけで上下階の温度差を解消するのは困難でしょう。 そうした場合は、2階の天井に遮熱シートを貼る方法を検討しましょう。
快適に2階で過ごすために、一番大切なことは部屋にこもった熱を外に逃すことです。 簡単な対策方法としては、窓を開けて換気を行うこと。 できれば空気の入口と出口となる2ヶ所の窓を開けると、より風通しが良くなります。 ポイントとしては、空気の入口と出口ができるだけ対角線上になるように開けること。外の人からの視線や泥棒の侵入という点では、マンションの最上階が最も安全なように思うかもしれません。 しかし、実は最上階は安全だとは言えません。 それは、最上階へは屋上からロープを使えばむしろ侵入しやすいからです。 そのため、防犯の面で最も安全だと言えるのは3階などの中層階なのです。マンションやアパートの侵入窃盗の多くは3階以下の建物で起きていますが、4階、5階のマンションでも被害に遭う恐れがあります。 非常階段などから屋上に上がり、屋上から最上階の部屋へ侵入する手口を使う空き巣犯もいるためです。 最上階だからといって、窓を開けっ放しにして出かけたり、施錠を怠ったりすることのないようにしましょう。