フラットドリルのデメリット
先端がフラットであるがゆえに、ドリルにかかる軸方向の負荷=スラストが大きくなり、ドリルの寿命やワークへの軸方向の負荷が大きくなってしまいます。 また、フラットドリルであるADFは断続切削に対する剛性アップを目的としてねじれ角が弱くなっております。フラットドリルには、主にフルートドリルとスパイラルドリルの2種類があります。 使用用途に適した種類を選ぶことが、高精度な加工や生産性の向上に繋がります。ドリルはボール盤やマシニングセンタ(M/C)に取り付け、軸(上下)方向の移動のみによって穴あけを行なう工具です。 一方、エンドミルはM/Cやフライス盤に取り付け、水平面や垂直面、曲面などに3次元方向に移動させることで、さまざまな加工が行えます。
エンドミルを使うデメリットは?チップ式エンドミルのメリット・デメリット
- ランニングコストが安い チップ式エンドミルは、刃先が摩耗してきた際にチップを交換するだけで済みます。
- 摩耗時にチップ交換だけで済む
- 被削材に合わせてチップを交換できる
- 精度があまり良くない
- 側面加工ができない
フラットドリルの利点は何ですか?
フラットドリルは先端角が180°(平坦な)のドリルで、傾斜面への穴加工や交差する穴をあけるときに使用すると便利なドリルです。 フラットドリルは穴の出口に発生するバリが少なく、真っ直ぐな穴をあけられることが特徴です。 また、フラットドリルは加工した穴の底面を完全な平坦にすることができることも利点です。先端がフラットな形状であれば、ドリルが逃げる径方向に負荷がかかるのを抑制できる。 また、ドリルにかかる負荷が径方向にかかりにくい=ワークにも径方向の負荷がかかりにくいことになるため、薄板の貫通加工などのバリの抑制にも効果が見込める。 導入後、特に前加工を要する多様な加工用途で、加工コスト削減に繋がったということだ。
ハンマードリルと普通のドリルの違いは何ですか?
振動ドリルや振動ドリルドライバーでは、ドリルで20mm以上の穴あけをすることができませんが、ハンマードリルであれば、52mmまでの穴あけをこなすことができます。 また、振動ドリルや振動ドリルドライバーよりも高速で穴あけを行うことができるので、多数の穴を連続で開けるという作業に最適な電動工具になります。
振動ドリルは打撃を加えることで、普通の電動ドリルでは難しいコンクリートなどにも穴を開けることができます。 振動ドリルよりも強力な打撃力を加えることで、コンクリートなどにより大きな穴を開けたり、砕いたりすることができるのがハンマードリルです。 ハンマードリルは基本的にプロ用の工具。
エンドミルで穴あけはできますか?
ドリルやセンタカット(底刃中心部にまで刃がある)エンドミルであれば、穴加工を行うことができます。 エンドミルで突き加工する場合は、切りくず排出性が求められる為2枚刃が推奨です。 突き加工の後、横引き加工を行いたい場合は以下の専用工具をご検討ください。同じ径のエンドミルで2枚刃と4枚刃とでは何が違うのでしょうか? 2枚刃は径の上に2枚の刃が存在しており、径の1/2は1枚の刃の溝と逃げ面を設けることが可能です。 一方、4枚刃は径の1/4に1枚の刃の溝と逃げ面を設けなくてはならないため、当然2枚刃の方が溝や逃がし面を大きくとることができます。一方フラットドリルは、底刃がフラットで、切削抵抗が径方向にバラけにくく、さらにねじれ角を小さくすることで剛性を高めていて、ワーク曲面への穴加工でも安定して切削することができます。
ドリル加工時に穴の曲がりが発生するメカニズム
ドリル進入時の曲がり 回転時、ドリルの中心は切削速度がゼロであり、切削機能がありません。 そのため、ワークのフラット面にドリルが進入する場合には、先端部がワーク面に垂直に進入しなかったり振動が発生することがあり、穴が曲がる原因になります。
ハンマードリルを使うときの注意点は?ハンマードリルは振動ドリルと違い、打撃力が十分強力なので押し付ける力がごくわずかでも掘り進めることができます。 強く押し当て過ぎると作業効率を下げてしまうので注意しましょう。 ハンマードリルによる穴あけやハツリの際には、切削屑や粉塵が大量に発生するものです。
ハンマードリルはどんな時に使う?ハンマードリルは、主にコンクリートに穴をあけるための電動工具です。 ハンマードリルを使えば、簡単にコンクリートの穴あけや下穴加工を行うことが可能です。 動力源としてはコード式と充電式があります。 機種によってはコンクリートを壊すハツリ作業やタイルを剥がすこともできます。
振動ドリルのデメリットは?
振動ドリルのデメリット
振動ドリルでは、コンクリートへの穴あけは最大で25mmまでとなっています。 コンクリート特化型のハンマードリルと比べると、明らかに能力不足ですので、26mm以上の穴あけが必要であれば、ハンマードリル一択となります。 振動ドリルのコンクリートへの穴あけは、ハンマードリルと比べると遅くなります。
※震動ドリルドライバー(HP4◯◯D)とドリルドライバー(DF4◯◯D)は、振動機能があるかないか(コンクリートへの穴あけができるかできないか)のみの違いになります。 一部機種の重量とヘッド長を除き、スペックは同等になっています。エンドミルのエンド(end)は端、ミル(mill)は粉砕を意味し、外周部(側面)と底面(端面)に刃を持った粉砕工具という意味から「エンドミル」と名付けられました。 コーヒー豆を砕く道具を「コーヒーミル」、材料を砕く調理器具を「ミキサー」なども「粉砕」が名称の由来です。同じ径のエンドミルで2枚刃と4枚刃とでは何が違うのでしょうか? 2枚刃は径の上に2枚の刃が存在しており、径の1/2は1枚の刃の溝と逃げ面を設けることが可能です。 一方、4枚刃は径の1/4に1枚の刃の溝と逃げ面を設けなくてはならないため、当然2枚刃の方が溝や逃がし面を大きくとることができます。