この「獅子」の文字が沖縄に伝来し、沖縄の方言で「シーサー」の発音になったといわれており、八重山諸島では「シーシー」とも呼ばれているようです。沖縄のシーサーは「獅子」という意味で、獅子を守り神にする信仰はエジプトや西アジアで生まれて、それが中国に伝わって13〜15世紀ごろに沖縄に伝わってきた。 沖縄で最も古いと言われている宮(みや)獅子(じし)が「浦添ようどれ(浦添城)」にある英(えい)祖(そ)の石棺に掘られている獅子。シーサーは、古代オリエントの獅子(ライオン)像が中国を経由し、沖縄へと伝わったと推測される。 古代のエジプトや中東地域では、百獣の王・ライオンを王の権力や聖なるものの象徴とし、宮殿や神殿などに飾った。 その代表が、人間の頭とライオンの胴体を持つスフィンクスだ。 獅子像はシルクロードで、少しずつ姿を変えていく。
シーサーはなぜライオンと読むのか?シルクロードの時代、西域ではライオンのことを「シ(SHE)」と読んでいたそうです。 中国では、この「シ」という音に「獅」の字を当て獅子とつけました。 ちなみに 「子」については、中国語によく見受けられる敬称で特別な意味はないそうです。
シーサー なぜ2匹?
1体だけでなく、対にして2体で置くのが一般的で、『災難を防ぎ悪霊を家にいれない』魔除けの役割を持つ守り神として沖縄の家庭に置かれています。 ※絶対に1対2体という訳ではありません。 元々は屋根獅子として単独で設置されていたのが主流で、「獅子・狛犬・阿吽像」の影響で対になったとされています。シーサーの起源を辿ると紀元前のエジプトまで遡ります。 古代エジプトの王や神を守護するシンボルのスフィンクスがシルクロードを渡り「獅子」として中国に伝わりました。 それが13~15世紀頃に中国から沖縄へ伝来したといわれています。
シーサーは別名何といいますか?
家獅子と呼ばれますが、置く場所によって「屋敷獅子」「屋根獅子」「門獅子」に分類されます。 屋敷獅子は石製のものが多く、石垣囲いの上や玄関前など置き場所は様々。 敷地内のどこかに魔除けとして設置されているシーサーをいいます。 屋根獅子は庶民が瓦葺き屋根を持つことが許されるようになった、明治時代以降に普及。
特に琉球王国時代から、シーサーは家の屋根や庭に置かれ、邪気や災厄から守るための守護神として崇拝されてきました。 シーサーは風水的な信仰にも関連しており、屋根の上に置かれることで風水的なバランスを保ち、吉兆をもたらすと考えられています。 正確な位置や方向に置かれることで、家庭の運気を向上させると信じられています。
シーサーは何のために作られた?
屋敷獅子は石製のものが多く、石垣囲いの上や玄関前など置き場所は様々。 敷地内のどこかに魔除けとして設置されているシーサーをいいます。 屋根獅子は庶民が瓦葺き屋根を持つことが許されるようになった、明治時代以降に普及。 やちむん(沖縄の焼き物)や漆喰で作られ、単体で置かれていることが多いです。口を開けた(阿)シーサー<オス>は福を招き入れ、口を閉じた(吽)シーサー<メス>は様々な災難を家に入れない、という意味を持ち、一対として設置することが多いのですが、飲食店などでは「お客様を招き入れる」という意味で、口を開けたシーサーを置いているところもあるようです。家の門・玄関 シーサーは、家に入ってくる邪気を祓い、入ってこないようにする守り神です。 家の門に置くことで、家全体に結界がはられて邪気が入ってこなくなるといわれています。 玄関の入り口にある靴箱や、棚の上に置いても効果的です。
屋冨祖さんは、幼い頃から絵を描くのが大好きだったそうで、短大卒業後デザイン事務所に務めデザインを学び、広告代理店、雑誌出版社を経て独立。 沖縄初の美容雑誌を出版しちゃうのです! そんな中、運命をかえる作品に出会うのです! 当店でも大人気のシーサー作家さん!
シーサーの漢字は?シーサーは漢字で書くと「獅子」、狛犬も昔は「獅子狛犬」と呼んでいたがせっかちな江戸の人が「狛犬」と縮めてしまった。 文化庁では「獅子狛犬」が正しい呼び方としているが一般人は相変わらず「狛犬」と称している。
シーサーはどこの国のものですか?「シーサー」という名は、「獅子」を沖縄の言葉で発音したもので、八重山地方では「シーシー」ともいいます。 記録に残っている中でもっとも古いシーサーは、1689年に設置された「富盛の石彫大獅子」です。 県南部の八重瀬町に現存し、沖縄県の指定有形民俗文化財にも指定されています。
シーサーはどこに置くべき?
シーサーを置く方角 シーサーはどの方角に向けても問題はありませんが、守り神としてのシーサーの本来の目的を発揮するには、玄関や窓際など人の出入りがある場所に置くと良いでしょう。 シーサーを置く方角として一般的なのは南と北東です。 それぞれ次のような意味があると言われています。
シーサーの並べ方・向き
オスが福を呼び込み、メスが呼び込んだ福を逃がさないようにする役割があり、オスの開いた口が悪霊のマジムンを追い払い、災いから守ってくれるとも言われています。 オスとメスの置き方を左右逆にしてしまうと、メスが福を跳ね除け、オスが福を逃してしまう可能性があるので、間違えないようにしましょう。シーサーの正しい置き方
オスとメスの2体が対になっているシーサーは、正面から見て右側に口が開いているオス、左側に口が閉じているメスを置くのが基本です。 置く場所は綺麗にし、邪気や災いを家に入れないよう外に向けて置きます。現存する文献によると、日本最古のシーサーは、沖縄の南西にある島尻郡(しまじりぐん)八重瀬町富盛(ともり)にある「富盛の石彫大獅子(ともりのいしぼりうふじし)」です。 当時、富盛では不審火が多く発生していたため、1689(元禄2)年に火除け(火返し)として建造されました。