クッション言葉一覧:依頼するときに使えるクッション言葉
- 恐れ入りますが
- お忙しい中恐縮ですが
- お忙しいところ申し訳ございませんが
- ご多忙中とは存じますが
- お手数をおかけいたしますが
- ご足労をおかけいたしますが
- もし可能であれば
人に何かをお願いするときにも「すみません」を使用します。 「すみませんが、~~していただけますか(お願いの言葉)」というようにクッション言葉として使うと良いでしょう。 ビジネスシーンや目上の方に対して依頼する場合は、「恐れ入りますが、〜していただけますでしょうか」などと謝罪言葉を言い換えて使います。ありがとうございますを謙遜の意味で使いたいときの言い換えには、「恐れ入ります」「恐縮です」「痛み入ります」といった表現があります。 「恐れ入ります」は、依頼するときにクッション言葉としての役割もする便利なフレーズです。
質問をしたいときのクッション言葉は?質問をしたいときのクッション言葉
- 差し支えなければ
- もしご迷惑でなければ
- お尋ねしてよろしいでしょうか
- 立ち入ったことを伺いますが
- 失礼ですが
- 念のため伺いたいのですが
- 恐れ入りますが
- お忙しい中、申し訳ありませんが
クッション言葉はいつ使うべき?
クッション言葉とは、相手に対して何かを依頼したり、断ったり、尋ねたりするとき、本題の前に添えて使う言葉のことです。 角が立たないように、失礼にならないように、まさにクッションのように言葉の衝撃を和らげてくれる役割を果たしてくれるのです。クッション言葉一覧表
状況 | クッション言葉 |
---|---|
断るときに | ご期待に沿えず申し訳ございませんが |
尋ねるとき | 差し支えなければ |
もしよろしければ | |
反論するとき | 申し上げにくいのですが |
すみませんとごめんなさいはどちらが丁寧ですか?
謝罪の気持ちを示す敬意表現は「申し訳ございません」。 「ごめんなさい」「すみません」は敬意表現にはあたらないので、ビジネスシーンでは極力避けよう。
口頭で「五月雨式に申し訳ございません」と同じ意味を伝えたい場合には、「度々申し訳ございません」や「重ね重ね申し訳ございません」を使うのがいいでしょう。
「ありがとう」は感謝の言葉ですか?
ありがとうございますは感謝を伝える敬語
ありがとうございますは、相手に感謝の気持ちを伝える敬語表現です。 感謝の対象や「いつも」などの言葉を前につけることで、より相手に対する感謝の気持ちが伝わります。 最上級の表現をしたい場合は、「誠に」をつけてください。「厚く御礼申し上げます」は、スピーチなどのフォーマルな場面で使える表現です。 「厚く」の前には、「ご愛顧にあずかり」「平素は格別のお引き立てを賜り」などの表現をつけるのが一般的です。 「感謝の念に堪えません」は、ビジネス文書や手紙の中でよく使われます。3. クッション言葉(丁寧な前置きの言葉)
何か聞きたいことがあるとき | (少々)伺いたいのですが (少々)お尋ねしたいのですが 差し支えなければ教えていただきたいのですが |
---|---|
聞きにくい質問をするとき | たいへん聞きにくい質問ですが |
相手が知っていると思われることをいうとき | ご存知かと思いますが |
誘うとき | よろしかったら |
御礼の言葉 | おかげさまで |
「伺う」は、相手に質問をする「尋ねる」の意味でも用いられます。 「尋ねる」という意味で「お伺いします」と使われますが、謙譲語として自分が質問する時にも使うことができます。 相手に許可を得るために使う際には、「伺ってもよろしいでしょうか」という表現が一般的です。
クッション言葉は多用してもいいですか?クッション言葉を使うと、相手に丁寧な印象を与えられます。 しかし多用すると、機械的な印象を与える恐れがあります。 クッション言葉は多用せず、必要な場面に絞って使いましょう。 例えば、飲食店などで従業員がお客様に何かを尋ねる際「恐れ入りますが」を多用すると、お客様からマニュアル的な接客のように思われる可能性があります。
電話でのクッション言葉の例は?電話対応に使える「クッション言葉」一覧表
シーン | クッション言葉の例 |
---|---|
提案する | もしよろしければ・差し支えなければ |
お詫びする | 恐れ入りますが・申し訳ございませんが・大変心苦しいのですが |
理解を示す | おっしゃることはわかりますが・重々承知をしておりますが・おっしゃるとおりではございますが |
医療現場でよく使われるクッション言葉の一覧は?
医療現場でよく使用されるクッション言葉
- ご意向に添えず申し訳ありませんが
- 大変心苦しいのですが
- あいにくですが
- せっかくですが
目上の人や取引先の人などに謝罪をするときは、「ごめんなさい」のように丁寧ではない可能性がある言葉ではなく、丁寧語であることが明確な「申し訳ありません」を使うようにしましょう。 「申し訳ありません」はプライベートだけでなくビジネスシーンでも使える丁寧な謝罪の表現のため、謝罪する必要があるときは、いつでも使用できます。「何回ものご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」:何度もの迷惑をかけたことを深く謝罪する言い方。 「再三のご面倒をおかけして、心からお詫び申し上げます」:「再三」という言葉を使って、繰り返し迷惑をかけたことに対する心からの謝罪の意を伝える表現。最上級の敬意は「幸甚の至り(極み)です」
最上級の敬意や感謝の気持ちを強めたいときは、「幸甚の至りです」を使用しましょう。 「至り」は、最上級を意味するため、「これ以上の感謝はありません」「これ以上の幸せはありません」という意味合いを表現できます。 目上の人や、立場が相当上の人に使用する表現としても適切です。