アイデンティティは「個人・自分自身」という意味合いで用いられるケースが最も多い。 加えて、自己の持つ立場と合わせて使用されている。 例えば、妻としての自分や医師としての自分、教師や生徒としての自分などのように使われている。 さらには、自己が持つ権利の主張や、自己が築き上げてきた誇りを表現するという意味まで含んでいる。アイデンティティという言葉の使用例
- 「現代の、特に青年期の若者は自分自身のアイデンティティを持つことが上手く出来ていないと思う」
- 「和食は日本人のアイデンティティを象徴する言葉だ」
- 「今まで周りに合わせて行動していたが、今後はそんな他者中心の集団行動を止め、自分らしい“生き方”を見つけアイデンティティを確立する」
言い換え語
- 独自性
- 自己認識
「アイデンティティが失われる」とはどういう意味ですか?アイデンティティ(自己同一性)を喪失した状態のこと。 人が自己の役割、存在意義、目標などを見いだせず、混乱を生じたり、心理的な危機に陥ったりすることを伴う。 アイデンティティの危機、アイデンティティの拡散としても知られている。 また、人だけではなく、企業や組織などに当てはまる場合もある。
アイデンティティの尊重とはどういうことでしょうか?
自分のルーツや身体、社会的立場なども含め、自分自身を認め、自分自身のアイデンティティ (これを欠いては自分ではないと思う属性や特性)を肯定的に受け止めることができることによ り、自分を大切に思うことができます(人権概念「自分」)。アイデンティティとは、自分が自分であること、さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚のことです。 日本語では「自我同一性」と呼ばれたり、「存在証明」と訳す人もいます。
アイデンティティと性格の違いは何ですか?
パーソナリティとは、「その人の人格・個性・性格」という意味を持つ言葉でアイデンティティと同じような意味があります。 しかし、アイデンティティは「自分が自分として同じものであること」を自分で認識することを指します。 一方、パーソナリティは「自分が他人から見られたときの特性」を指します。
学術分野で一般的には「自己同一性」「同一性」とします。 心理学では特に「自我同一性」という用語があります。 また、あえて用語にしない場合は、「自分を他の誰でもない自分であるという意識」という意味で「自己認識」などとも言い換えられます。
アイデンティティが崩壊するとどうなる?
アイデンティティクライシスとは、自己同一性を喪失する状態をいいます。 「自分がわからない」「何をしたいのかわからない」「社会で自分の存在価値はあるのか?」 といった精神状態に陥り、うつ症状を悪化させます。 アイデンティティを喪失すると人間関係や仕事もうまくいかず、うつ病や無気力症候群に陥りやすいといわれています。この場合、自己アイデンティティは、①斉一性 (自分について自分 も他人も同一の人と認めること)、②帰属性 (自分自身は何らかの集団に属し、それと一体感もっている こと)、③連続性 (昔の自分も今の自分も一貫して同じであること)の 3 つの基準によって定義されてい る5。自分が誰なのかを知ることを、自我同一性(アイデンティティ)を確立すると言います。 自分は、他の誰でもない、まぎれもなくユニークな自分自身であり、現在の自分が何者であるか、将来何でありたいかを自覚すること、つまり自分を発見することがアイデンティティの確立です。
アイデンティティー
- 同一性 自己同一性 – 心理学における概念。 帰属意識(ジェンダーアイデンティティ、ナショナルアイデンティティ、文化的アイデンティティ、民族的同一性など) コーポレートアイデンティティ(CI)
- 身分証明書(ID=アイデンティティー・ドキュメント)
- デジタルアイデンティティ
「アイデンティティ」の使い方は?「アイデンティティ」の使い方・例文は、一般的に「自分自身の個性」「自分軸」という意味合いで用いられることが多い。 例えば、「アイデンティティを確立するのが難しい時代である。」 「自分のアイデンティティを生かして有意義な仕事がしたい。」 「アイデンティティを確立したために、私の人生は大変豊かで実り多きものであった。」
「アイデンティティ」の対義語は?「イデオロギー」という言葉は、政党や国、宗派などの団体におけるまとまった思想を表す時に用いるため、そういった意味では「自分独自の個性」を表す「アイデンティティ」は反対の言葉といえるでしょう。
アイデンティティを確立するには何が必要ですか?
アイデンティティを確立するには、「自分はこういう人間だ」と自分なりに確信するとともに、その自分らしさを保ちつつ、周囲の人々から認められたり、社会の中に自分を位置づけることが重要です。 自分と深く向き合い、アイデンティティを確立しよう。
アイデンティティを確立するには、「自分はこういう人間だ」と自分なりに確信するとともに、その自分らしさを保ちつつ、周囲の人々から認められたり、社会の中に自分を位置づけることが重要です。