ぎゃく‐せつ【逆接】
二つの文または句の接続で、上に述べたことから予想される以外の結果が示される関係を、あえて結びつける場合をいう。 例えば、「雨が降る」と「運動会を行う」の文で、接続助詞「ても」または接続詞「しかし」を用いて、それぞれ「雨が降っても運動会を行う」とか「雨が降る。逆説(ぎゃくせつ) の例文・使い方・用例・文例(19)
- ・・・という逆説であった。
- ・・・「いや、若さがないのが僕の逆説的な若さですよ。
- ・・・私はそこに私の青春の逆説的な表現を見つけたのである。
「逆接」というのは、前文と後文が反対の関係にあったり、前文の内容から予想される結果が後文に現れなかったりするような接続の関係を言います。
逆説と逆接の違いは?「逆説」は「一見真理に反するように見えて、よく考えると一面の真理を表している説」(明鏡3版)。 「逆接」は、「しかし」などを使って文をつなぐ場合をいう文法用語です。
逆説の具体例は?
「逆説」とは、〈一見矛盾しているようで真理を述べた説〉のことで、英語ではパラドックスと言います。 たとえば、「急がば回れ」ということわざです。 急いでいるのに遠回りする、矛盾しているように思えますね。 しかし、急ぐ時こそ慎重に事を進めた方が、かえって早く片付くもの。特に、事実や意図する主張と逆の事象を述べ、そうではないことに非難の意等を込める言辞、逆説。
逆接を使った例文は?
逆接
- (1)一生懸命勉強したのに試験に落ちました。
- (2)このメロンは大きいのに安いです。
- (3)毎日日本語を勉強しているけれども、なかなか漢字が覚えられません。
- (4)山田さんはいつも元気ですけれども、きょうは静かです。
- (5)きょうは日曜日なのに仕事があります。
- (6)さっき食べたのにもうおなかがすきました。
「順接」と「逆接」のどちらの働きをするかは、「而」の直前に読む語の送りがなによって見分けることができます。
- ・順接:「而」の直前に読む語の送りがなが「〜テ、〜シテ」
- ・逆接:「而」の直前に読む語の送りがなが「〜ドモ」
- ・場所・対象・状況などを示す・・・直後の語の送りがなが「ヲ」「ニ」
「だがしかし」は逆接ですか?
「だが」「しかし」とは 「だが」も「しかし」も、句と句、文と文を結ぶ逆接の接続詞です。 逆接ですから、前に述べたことと反対の内容を述べる場合や、前で述べた内容から予想される結果に反する場合に用いられます。 「Aはこうなのに、Bはこうだ」とか、「こうなるはずが、そうはならなかった」ということを表します。ぎゃく‐せつ【逆接】
例えば、「雨が降る」と「運動会を行う」の文で、接続助詞「ても」または接続詞「しかし」を用いて、それぞれ「雨が降っても運動会を行う」とか「雨が降る。 しかし、運動会を行う」などとする類。 ⇔順接 (じゅんせつ) 。Weblio日本語例文用例辞書
逆説的に言えば、彼は正しい。 スポーツの逆説はスポーツが(人を)分けると同時に結びつけることだ。 「急げば急ぐほど遅くなる」は逆説である。
「皮肉」の語源 なぜ皮と肉なのか、その語源は仏教用語にあります。 骨や髄に達しない皮と肉の浅い部分を指し、理解の浅い相手を蔑む言葉という意味合いを持つようになったと言われています。
皮肉屋はどんな性格ですか?皮肉屋は自己中心的な視点で物事を見ているため、状況把握が苦手です。 そのため、TPOを無視した余計な一言がどうしても多くなります。 周囲があえて口にしていないことを、自分だけが気づいていると錯覚し、いちいち口にしては周りの気遣いを台無しにしてしまうことも珍しくありません。
逆接語の一覧は?接続詞(逆接)一覧
- それでも それだのに それとも それなのに
- それに そんなら だのに 併し
- 然らずんば 然らば 然りとて 然りとは
- 然り乍ら 然るを 然れど 然れども
- だが だけども なれど だけれど
- 但し ですが なれども とは言え
- 然し乍ら じゃというて なのに ところが
- だけど だけれども 併し乍ら ですけど
順接、逆接、並列の見分け方は?
大きく以下の11種類に分けられます。
- 1.順接:原因・理由を示す内容が前にあり、結果があとにくる
- 2.逆接:前の内容と反対となる内容があとにくる
- 3.添加:前の内容にほかの内容を付け加える
- 4.並列:前の内容とあとの内容が並ぶような関係になる
- 5.対比:前の内容とあとの内容が対比関係にある
文法用語としては、 「未然形+ば(もしも~ならば)」は「順接の仮定条件」と呼ばれ、「已然形+ば(~な ので)」は「順接の確定条件」とされます。「ですが」は「だが」の丁寧な言い方ですが、人によっては失礼に感じることもあります。 ビジネスシーンでは、「大変恐縮ですが」というように使われます。話し言葉と書き言葉の例
話し言葉 | 書き言葉 |
---|---|
でも/だけど | だが/しかし/けれども |
やっぱり | やはり |
とっても/すごく | 非常に/きわめて |
~じゃない | ~ではない |